昨日6/25、初の公式大会「レギオンズ!オープニングフェスタ」が無事開催し、当日はあいにくの雨となりましたが、雨天を物ともせずに109名様がご参加となりました。

さて、スイスドロー6回戦+決勝トーナメントという激闘を勝ち抜き、初の栄冠を勝ち取ったのは誰か?大会レポートに行ってみたいと思います!

予選の傾向

集った109名のプレイヤー達が、選択したマスターの傾向はこちらです。

使用マスター 使用数 使用率
星崎イノリ 36 33.03%
勝浦カヨ 30 27.52%
マオ・ニャン 17 15.60%
エリザベス・ロンズデール 11 10.09%
シグ・マクダネル 8 7.34%
時任サクジ 7 6.42%

一番人気となったのは、「星崎イノリ(フェアリーテイマー)」!


ブースターパック発売したばかりの公式大会という事もあり、好みでマスターを選んだプレイヤーも多かったのか、参加者の約85%が女性マスターを選んだ結果となりました!

対して人気が無かったのは男性マスター陣。「シグ・マクダネル(ジェネラル)」「時任サクジ(ルーンブレイダー)」となりました。
(もしや、優勝トロフィーであるアクリルフィギュアも影響したのでしょうか…。)

(↑優勝賞品である、非売品アクリルフィギュアがこちら。使用したマスターのものが貰えます!)

さて、気になる予選結果、ベスト8に輝いたのは…。

予選結果

予選通過順位 プレイヤー名 使用マスター 予選結果
1 Γ(ガンマ) 勝浦カヨ 6-0
2 シラキ シグ・マクダネル 5-1
3 ウルシハ 星崎イノリ 5-1
4 笑うペンギン 星崎イノリ 5-1
5 ガイ 星崎イノリ 5-1
6 にせパンダ 星崎イノリ 5-1
7 ろりっと マオ・ニャン 5-1
8 鷺ノ宮 星崎イノリ 5-1

予選1位通過は、「Γ(ガンマ)」さん!使用マスターは「勝浦カヨ」!
2位通過は、「シラキ」さん!使用マスターは「シグ・マクダネル」!
3位通過は、「ウルシハ」さん!使用マスターは「星崎イノリ」!

1位~8位のうち、1番人気の「星崎イノリ」が5名通過と、予想通りの大健闘を見せましたが、全勝で1位通過を飾ったのは、「Γ(ガンマ)」さんの「勝浦カヨ」でした!
使用率からすると「勝浦カヨ」はもう少し多く決勝トーナメントに残りそうではありましたが、1名のみ通過、しかし唯一の全勝通過と、面白い結果となりました。

そして、なんと言っても特筆すべきは、「シラキ」さん、使用マスターは「シグ・マクダネル」!使い手の少なかった男性マスターの中で、唯一、気を吐き堂々の2位通過です!

残念ながら、「エリザベス・ロンズデール」「時任サクジ」使いは、決勝に残れず…!
今後の研究と活躍に期待したいと思います…!

予選の全結果は、こちらのサイトで公開しております。→(レギオンズ!オープニングフェスタ予選順位

決勝トーナメント

そして始まった決勝トーナメント。
見事勝ち抜き栄光に輝くのは誰か!
ベスト8から、使用デッキを併せて発表します!

ベスト8 「鷺ノ宮」さん

マスター:星崎イノリ

カード 採用数 カード 採用数
フレアランス 1 一斉攻撃 1
烏天狗キッカ 2 いたずらピクシー 3
炎竜アレクサンドラ 1 フェアリーダンス 3
新緑の精霊 3 フォレストフェアリー 3
フェレスの狩人セシル 3 スイッチアタック 3
スマッシュブロー 2 ケットシーの剣士 3
ハイドルイド・サーリャ 3 妖精女王『エルルーン』 3
女王の護衛戦士リコッテ 3 荊棘の女王『シュカ』 3

ロードは、「妖精女王『エルルーン』」と「荊棘の女王『シュカ』」を3枚ずつ採用と、非常に攻撃的な構成です。今大会では「星崎イノリ」の採用ロードとして、この2種が大変な人気となっております。
ピン刺しの「フレアランス」「一斉攻撃」「炎竜アレクサンドラ」が特徴的ですね。

ベスト8 「ろりっと」さん

マスター:マオ・ニャン

カード 採用数 カード 採用数
リトルスカルデビル 3 かまいたちの末妹シグレ 3
下忍カスミ 2 アサルトランサー 2
小さき怨恨アリス 3 烏天狗キッカ 2
蒸気装甲兵 3 炎竜アレクサンドラ 2
デスクラウド 2 ブラッドスウォーム 3
がしゃどくろ 2 ジャック・オ・ランタン 3
吸血姫『アコニー』 3 マジックミサイル 2
白刃一閃 2 死神少女『ルルシュ』 3

1コストを11枚、2コストを10枚採用した強烈なアグロデッキです。
1ターン目から「ジャック・オ・ランタン」「下忍カスミ」でライフを削っていき、速攻持ちミニオンも5枚採用と、とにかく1点でも多くライフを奪って勝つという方針がハッキリ見て取れます。
特徴的なのは、WT加速系カードの不採用です。元々WTの軽いカードや「再生」持ちミニオンが多いので、思い切って削った判断でしょうか?

ベスト8 「にせパンダ」さん

マスター:星崎イノリ

カード 採用数 カード 採用数
見習い剣士ヒナコ 3 スマッシュブロー 3
かまいたちの末妹シグレ 3 ハイドルイド・サーリャ 3
アサルトランサー 3 女王の護衛戦士リコッテ 3
烏天狗キッカ 3 いたずらピクシー 2
新緑の精霊 3 フォレストフェアリー 3
フェレスの狩人セシル 3 スイッチアタック 3
樹上の狙撃手『アセロラ』 2 妖精女王『エルルーン』 3

赤属性と緑属性をバランス良く積み、「速攻」を持つ「かまいたちの末妹シグレ」「烏天狗キッカ」を3枚ずつ、「速攻」付与の「スイッチアタック」と、条件付き「速攻」の「新緑の精霊」も3枚ずつと、まさに「速攻」デッキです。
なんと6コスト以上のカードは0枚!人気ロードである「荊棘の女王『シュカ』」も不採用と、決勝に残ったフェアリーテイマーデッキの中では、もっとも軽く作られたデッキでした!

ベスト8 「ガイ」さん

マスター:星崎イノリ

カード 採用数 カード 採用数
リトルドラコ 3 女王の護衛戦士リコッテ 2
フレアランス 1 いたずらピクシー 3
烏天狗キッカ 3 フェアリーダンス 2
炎竜アレクサンドラ 2 フォレストフェアリー 3
ウォークライ 3 スイッチアタック 2
新緑の精霊 2 ケットシーの剣士 3
クローネの魔法騎士 2 妖精女王『エルルーン』 3
ザップ 1 荊棘の女王『シュカ』 3
ハイドルイド・サーリャ 2

採用ロードは、やはり「妖精女王『エルルーン』」と「荊棘の女王『シュカ』」を3枚ずつ!やはりカードパワーがあるこの2枚の採用が非常に多いです。
特徴は「ウォークライ」の3枚積みですね。「ハイドルイド・サーリャ」と併せて、ミニオンをパンプアップして殴っていくバトルを重視した構築になっています。

第4位「 Γ(ガンマ)」さん

マスター:勝浦カヨ

カード 採用数 カード 採用数
下忍カスミ 3 一斉攻撃 1
黒騎士ライオネル 2 戒めの呪言 1
がしゃどくろ 3 衰弱のまじない 2
新緑の精霊 3 神託の巫女ナユタ 3
花冠の戦士エリン 3 ヤタガラス 2
フェレスの狩人セシル 2 神代の剛力 2
クローネの魔法騎士 2 結界神『アメノサギリ』 3
大物狙いのオルク 2 夜叉姫『クラミツハ』 3
ハイドルイド・サーリャ 3

決勝トーナメント唯一の「勝浦カヨ」使いにして、唯一の予選全勝通過者のΓ(ガンマ)さんは、準決勝と三位決定戦で敗れ、惜しくも4位となりました。
結界神『アメノサギリ』で盤面を、夜叉姫『クラミツハ』でタイムラインをコントロールするコントロール力が特徴でしょうか。4位に敗れたとはいえ、予選1位通過はお見事でした!

第3位 「ウルシハ」さん

マスター:星崎イノリ

カード 採用数 カード 採用数
リトルドラコ 2 クローネの魔法騎士 1
かまいたちの末妹シグレ 3 樹海の戦士カルドス 2
アサルトランサー 1 ハイドルイド・サーリャ 1
フレアランス 3 女王の護衛戦士リコッテ 3
烏天狗キッカ 2 いたずらピクシー 3
ヘヴィガンナー 2 フェアリーダンス 1
オーガクイーン 1 フォレストフェアリー 3
ウォークライ 1 スイッチアタック 1
新緑の精霊 3 妖精女王『エルルーン』 2
花冠の戦士エリン 3 荊棘の女王『シュカ』 2

そして3位入賞は「ウルシハ」さん!
ロードは「妖精女王『エルルーン』」と「荊棘の女王『シュカ』」を2枚ずつのみとやや少なめの採用、他にも1枚採用や2枚採用したカードが数多く見られ、かなり個性的な構築となっております。
その柔軟な対応力が功を奏したのか、準決勝で「シラキ」さんに敗れたものの、3位決定戦では「Γ(ガンマ)」さんを破り、見事入賞です!おめでとうございます!

決勝戦

そして準決勝を勝ち抜き、決勝へと駒を進めたのは、予選2位通過の「シラキ」さん(使用マスター:シグ・マクダネル)と、予選4位通過の「笑うペンギン」さん(使用マスター:星崎イノリ)です!

さて、注目の決勝戦。
先攻1ターン目に動けなかった「笑うペンギン」さんに対して、後攻の「シラキ」さんが「ヴァンガード・スピカ」で「樹海の戦士カルドス」をタイムラインに送る絶好のスタート!
その後も、「花冠の戦士エリン」でタイムラインを加速し、3ターン目に「樹海の戦士カルドス」と「大物狙いのオルク」を連続着地させ、完全に盤面を掌握します。

何とか先制持ち3/1の「ケットシーの剣士」を出し応戦する「笑うペンギン」さん。「樹海の戦士カルドス」の足止めに掛かります。4/3の「樹海の戦士カルドス」でも、2/3の「大物狙いのオルク」でも倒せない「ケットシーの剣士」は、低コストの1点ダメージがない「ジェネラル」相手には強烈な反撃です。

しかし、続く後攻4ターン目、先に覚醒した「シラキ」さんが盤面に着地させたのは、「樹上の狙撃手『アセロラ』」…!これ以上はないぐらいの完璧な応手で「ケットシーの剣士」を除去!盤面を一掃の上、「マスター特効1」を持つ「樹海の戦士カルドス」の痛烈なダメージを「笑うペンギン」さんに叩き込みます!

先攻5ターン目、追い込まれた「笑うペンギン」さんですが、手札から切り札「妖精女王『エルルーン』」を配置。タイムラインから「ケットシーの剣士」を呼び出し、「樹上の狙撃手『アセロラ』」を撃破!
マスター「星崎イノリ」を疲労させ、「妖精女王『エルルーン』」に「強襲」を付与して、盤面を一気に取り返します。

さて、「樹上の狙撃手『アセロラ』」を失った「シラキ」さんですが、再び現れた「笑うペンギン」さんの「ケットシーの剣士」を今度は「パラディン・シルヴァ」で除去。「妖精女王『エルルーン』」は無視して、マスターへダメージをたたき込み、「笑うペンギン」さんのライフはいよいよ危険域に。「シラキ」さんは、マスター「シグ・マクダネル」を「疲労」させ7コア目を貯めてターンエンド。リーサルへの準備を整えます。

「笑うペンギン」さんの盤面には「妖精女王『エルルーン』」のみ。5コアしかない「笑うペンギン」さんが配置したのは「女王の護衛戦士リコッテ」。三度「ケットシーの剣士」を着地させ守りを固めます。そして、「シラキ」さんが「ジェネラル」のフィニッシャーである「万剣の王『スグラフ』」を持っていない可能性に賭けたのか、コアを6コアへ増やしつつ、祈るようにターンエンドしましたが…。

そして、運命の後攻6ターン目。迷い無く7コアを疲労させた「シラキ」さんが出したのは「万剣の王『スグラフ』」!!勝負ありです!!

栄えある公式大会優勝を勝ち取ったのは「シラキ」さん(使用マスター:シグ・マクダネル)でした!!
おめでとうございます!!

第2位 「笑うペンギン」さん

使用マスター:星崎イノリ

カード 採用数 カード 採用数
フレアランス 1 一斉攻撃 3
烏天狗キッカ 3 樹木兵マリー&チコリー 1
クローネの森林警備員 3 フォレストフェアリー 3
新緑の精霊 3 スイッチアタック 3
花冠の戦士エリン 3 ケットシーの剣士 3
スマッシュブロー 2 妖精女王『エルルーン』 3
ハイドルイド・サーリャ 3 荊棘の女王『シュカ』 3
女王の護衛戦士リコッテ 3

大きく緑属性によせたのが目を引く「笑うペンギン」さんの構築です。
タイムライン加速カードである「花冠の戦士エリン」と「フォレストフェアリー」を3枚ずつ積み、「女王の護衛戦士リコッテ」の効果や緑属性シナジーを重視した構築でしょうか。
特徴的なのは「一斉攻撃」の3枚のアーツ。「スマッシュブロー」「荊棘の女王『シュカ』」と併せて「貫通」効果を持つカードが8枚と、相手に盤面を固められても「貫通」でダメージを取っていける構成になっています。
惜しくも決勝で破れましたが、見事に2位入賞です。おめでとうございます!

優勝 「シラキ」さん

マスター:シグ・マクダネル

カード 採用数 カード 採用数
新緑の精霊 3 ハイドルイド・サーリャ 3
花冠の戦士エリン 3 救援要請 3
フェレスの狩人セシル 3 ヴァンガード・スピカ 3
樹上の狙撃手『アセロラ』 3 援軍の到着 3
鷹の目のユラン 3 将軍の大号令 3
大物狙いのオルク 2 パラディン・シルヴァ 3
樹海の戦士カルドス 2 万剣の王『スグラフ』 3

そして、大会で数少ないシグ使いにして、見事優勝を飾った「シラキ」さんのデッキがこちらです。
こちらも、大きく緑に寄せた構築になっております。
4コストのカードを8枚採用し、「ヴァンガード・スピカ」と「援軍の到着」コンボを重視。序盤から盤面を取りつつ「万剣の王『スグラフ』」でフィニッシュするというコンセプトがハッキリしておりますが、なんと言っても目を引くのが「女王の護衛戦士リコッテ」の不採用です。緑属性の強力カードの1枚であり、今大会でも採用数の多かったこのカードをあえて不採用としているのは、かなり入念にデッキを調整した結果でしょう。
そして、白属性の除去アーツもあえて採用せず、対小型~中型の除去は「樹上の狙撃手『アセロラ』」「パラディン・シルヴァ」、対大型の除去は「大物狙いのオルク」のみを採用。デッキ内のシナジー効果を高めています。

それにしても、「星崎イノリ」「勝浦カヨ」有利の下馬評を覆し「シグ・マクダネル」を使用しての優勝はお見事!
「シラキ」さんには、優勝トロフィーとして「シグ・マクダネル」の特製アクリルフィギュア(非売品)が贈られました。おめでとうございます!!

さて、次の公式大会は、さっそくの今週末7/2「ダンタリオンマスターズ」となります!こちらもご参加お待ちしております!

おまけ

今回の大会では、試合結果登録時に「先攻」「後攻」をどちらのプレイヤーが担当したかのデータも採らせて頂きました。
簡単な集計結果がまとまりましたので、ここにご報告します。

集計対象:予選306試合(不戦勝を除く全試合)

集計数 勝率
先行勝ち 167 54.58%
後攻勝ち 139 45.42%

今回は、若干、先攻勝率が高いという結果となりました。アグロ的なデッキが多かった影響もあるでしょうか?
先攻後攻の勝率に関しては、今後も注視していきたいと思います。


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