「レギオンズ!」ゲームデザイナーの深山です。
これまで「レギオンズ!」カードプレビューでは、ミニオンを中心にご紹介しておりましたが、もちろん、それ以外のカードも忘れる訳には行きません。
今回はスキルとアーツ――その中の各色を代表する除去カードを数枚ご紹介します。
黒属性
相手のフィールドにあるユニット1体を選び2ダメージを与える。
「ダークフレイム」は黒属性の代表的な除去スキルです。
黒属性の特徴は、ユニット(ミニオン/ロード/マスター全ての事)を対象にしたダメージ効果で、広く対象を取れる為、様々な状況に対応できるのが強みです。
反面、ダメージ効率は赤属性に比べて劣ります。
全てのフィールドにある全ユニットに4ダメージを与える。
「デスクラウド」は、フィールドの全ユニット――お互いのミニオン・ロード、そしてお互いのマスターのライフまで減らしてしまう自爆覚悟の全体攻撃アーツです。
確実に使いどころを選ぶカードですが、自分のミニオン・ロードが持つ「効果ダメージ無効」と組み合わせれば、大きなアドバンテージを得ることも出来るはずです。
赤属性
相手のフィールドにあるミニオンを1体選び6ダメージを与える。
赤属性の大きな特徴の1つは、強力な対ミニオン火力にあります。
「フレアランス」は。相手ミニオン1体に6ダメージを与えるという、シンプルながら強力なスキルです。7以上のHPを持つミニオンは、ほとんど存在しないため、大体のミニオンはこれ1枚でフィールドから除去する事が出来ます。
あなたのマスターは、「ATK2」でアタックを行う。
赤属性には、マスター本人でアタックを行う、マスターアタック系のカードが存在します。
マスターアタックは、対ミニオン/対ロードに使用すると、マスターが反撃ダメージを受けてしまう大きな欠点はあるものの、ダメージ効率において他の追随を許しません。
また、マスターアタックによるダメージは、バトルによるダメージである為、「効果ダメージ無効」を持つユニットに対してもダメージを与える事が出来ます。
もっとも、中央レーンに相手ブロッカーがいなければ、相手マスターを直接狙えるので、除去として使うよりも、相手ライフを削る使い方がメインと考えた方が良いでしょう。
白属性
相手のフィールドにあるミニオン1体を選び、相手のタイムラインのウェイトゾーンⅣに置く。
白属性は、回復や防御を得意としますが、盤面をコントロールする力が強い属性でもあります。
「アンサモン」は、ミニオン1体をタイムラインのウェイトゾーンⅣに送る事が可能な強力なアーツで、相手の高コストミニオンを長時間退場させたり、通常の手段ではフィールドから排除できない「再生」持ちミニオンをタイムラインに送ることが可能です。「効果ダメージ無効」を持つミニオンに対しても有効な為、対ミニオンに対してはもっとも万能な除去カードと言えます。
ただし、このアーツをミニオンに使えば、必ずカードアドバンテージを失います。ここぞという時を見定めて使う必要があるでしょう。
相手のフィールドにあるコストが6以下のロード1体を選びブレイクする。
白のコントロール力を支えるもう一枚のアーツが「ホーリーバニッシュ」です。
5コストと決して軽くはありませんが、相手のコスト6以下のロードを問答無用でブレイクする効果は頼もしいの一言です。
ただし、4コスト以下のロードに撃つとコスト効率が悪くなってしまう事、7コスト以上のロードに対しては無力な事など、使いどころが限られるカードでもあるため、「アンサモン」と「ホーリーバニッシュ」をそれぞれ何枚デッキに積むかは、白属性入りのマスターを使う上では悩みどころとなるでしょう。
緑属性
相手のフィールドにあるミニオン1体を選び、相手のスタンバイゾーンに置く。相手のスタンバイゾーンに空きがなかった場合は、そのミニオンを相手のタイムラインのウェイトゾーンⅠに置く。
実のところ、緑属性はもっとも除去を苦手とする属性ですが、出来ないわけではありません。
相手のスタンバイゾーン、もしスタンバイゾーンに空きがなければウェイトゾーンⅠに相手ミニオンを移動させる効果は、その場しのぎの側面が強いものですが、なーに、このターンでゲームを決めてしまえば関係ないというものです。
あなたのマスターは「ATK3・貫通2※」でアタックを行う。
※貫通2(この効果によるバトルで相手のミニオン/ロードをアタックによりブレイクした時、2ダメージを相手のマスターに与える。)
マスターアタックが出来るのは赤属性だけではありません。肉弾戦は緑属性も得意とするところです。
「スマッシュブロー」は、「白刃一閃」に比べるとWTが遅く、ダメージ効率こそ劣りますが、「貫通2」のキーワード能力付きでマスターアタックが可能です。
「白刃一閃」が、相手マスターを直接狙うスキルだとすれば、「スマッシュブロー」は、相手ミニオンを粉砕しつつ、ついでに相手のライフも削っていくスキルだと言えるでしょう。